ジャジャのロードバイクと共に

ロードバイクを愛する54歳です。

雨の日

3月14日

今日は雨が降っているので、ロードバイクと雨についての考えです。

皆さんもロードトレーニング中に雨に降られ、ずぶ濡れで家まで戻った

経験をお持ちだと思います。

自転車で雨の中を走ることは、まったく気分のいいものではありません。

しかしレースに出ている人、出ようと考えている人は、気温が20℃であれば休日の雨は

外でトレーニングをするべきだど考えます。(雨でレースは中止になりません。)

ここから先は、雨天レースは棄権する方は読まなくても良いと思います。

雨天時に出かける前に必ず気温が20℃以上あることの確認、20℃程度の気温でのバイク

での移動では、雨を温かく感じることはありません。それに日本人の体温は36度ぐらいと低めなので、欧米人(白人)と比べて寒さ冷たさに弱いです。

自分の経験ですが、ニュージーランドの氷河から流れる川で、スイスの方と水浴びをし体を洗ったことが有りますが、(その川の水温は不明)自分は体に突き刺さる程の冷たさ中3分と水の中に入っていれませんでしたが、スイスの方は平気で気持ちが良いと言ってしっかり体を洗っていました。これ程の違いを目にしたことが有ります。

しかし彼らが暑いとすぐに裸になるのは、体温が高いからです。

冷たい雨は、体力を奪います。

そのためしっかりとした準備します。

バイク用のレインコート・ヘルメットの下にはキャップ・マットガード・

レイン用のタイヤ・体には各所にスポーツバルムなどのオイルを塗ります。

全身にベビーオイルを塗るだけでもかなりの違いがあります。

自分はレインタイヤに、ビットリアのコルサCXを使用していました。

それと必ず補給食を持ちましょう。

準備が出来たら雨の中に出て行きますが、気持ちは雨天のレースに出場するつもりで

行くことをおすすめします。気持ちは大切です。

走りに行く場所は、自宅から交通量の少ない方面に向いましょう。

ドライコンディションと違い、ウエットだと落車の危険性が増しますので車があまり

走っていない方が良いです。

走りながら感じてほしいのは、路面のどこに水が溜まり、上り下りではどこに水が流れているかと言った路面の状況です。水の多い場所ほどリスクがあります。

もし2人以上で走れるなら、ドラフティング時の前走者の後輪から上がる水はねが、

どのように自分にかかるか、前走者の後輪から右に何cm、

自分の位置取りをずらしたら水はねが上手くよけられ、

ドラフティングが上手くいくかを考えましょう。

自分は雨天時での複数人によるローテーションは、ドラフティング・ローテーション

スキルの向上に最適だと考えます。

水はねを避け、前走者の前の前まで見て常に安全を考えるからです。

でもこれはドライでも考え方は同じです。

この経験は、レースの集団走行に大変役立つものだと考えます。

上りの注意点は、リヤタイヤからトラクションが抜けないように

少しギヤをかけぎみにしリヤタイヤに体重がのるようにお尻を少しサドルの後ろに

ずらします。スタンディングをするときもリヤタイヤの荷重が抜けないように

体重が後ろ側にかかるように頭の位置があまり前に行かないように注意する。

(前輪のハブより頭の位置が前に行かないようにする。)

少し意識するだけで、タイヤが滑るのを防ぐことが出来ます。

雨天のレースで急な動きによるスタンディングで、リヤタイヤが滑り落車する

場面を何度も見ました。急な動きは禁物です。

下りの注意点は、無理をしない。自分の頭で処理出来ない程のスピードを出しては

駄目です。ウエット路面の下りが怖くない人はいません。

もしウエット路面の下りが、怖くないと言う人がいたら信用してはいけません。

自分は、リムブレーキしか知りませんので、リムブレーキ使用で書きます。

車輪がロックするまでブレーキをかけてはダメです。即落車につながります。

ブレーキをかけながら、タイヤのグリップを感じるように努力してください。

感じるように意識するとしないでは、絶対に違いなす。

それに怖ければ、ゆっくりと下るべきです。落車することが目的ではなく

ウエット路面になれることが目的であることを忘れないでください。

雨天でしかわからない自分のタイヤとブレーキの特徴をしっかりと、

頭と体に叩き込んでください。

それから目・目線です。

ドライのときには気付かないことが沢山あります。どこをどのように走るかなど

を考えることが大切です。

自分は、路面に油が浮いているのが目に入った瞬間に落車していたことが有りますが、

目から入った情報をうまく処理出来なかったことが原因だと考えています。

水の上の油がこんなに滑るんだと学んだことが、自分にとって良い経験になりました。

最後に、自分の体におこる変化をしっかり感じてください。

雨天だといつもより早く腹が減るとか、ボトルに口をつける回数が少ないとか、

体温が下がり体が動きづらいとか、普段あまり感じることの出来ないことが

沢山あります。

それらを感じてください。

自分は、雨天時のロードトレーニング中にいつも、こんなことを考えながら

走っていました。

でも一番大切なのは、自分と仲間の安全です。これを優先してください。

雨天時のレースに出場を考えている人は、このくらいの準備はした方が良いと

自分は思います。